DEFYING DECAY "[META]MORPHOSIS"

DEFYING DECAY "[META]MORPHOSIS"

販売価格: 1,100(税込)

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商品詳細

これは幻影
過ぎ去りし記憶の置き土産
かりそめの慕情

啓示のごときインスピレーションで書き上げた「Ghost」を筆頭に

若かったあの頃を超える
変容への前駆段階
刮目せよ

2015年に1stアルバム『All We Know is Failing』を発表したタイのオルタナティヴ/ニュー・メタル・バンドDEFYING DECAY(当時はDEFYING THE DECAY名義)。その数年後にアジアやヨーロッパでツアーを始めるのだが、2019年に2ndアルバム『Metamorphosis』発表を契機にBETRAYING THE MARTYRS、MOTIONLESS IN WHITE、SLAUGHTER TO PREVAIL、CROWN THE EMPIRE、ATREYU、ICE NINE KILLS、SAOSIN、SKINDREDといった大物バンドのツアー・サポート役を務めるようになり、アジア圏のみならず、欧米での知名度を一気に上げることに成功した。

つまり、本作がDEFYING DECAYとして転機となった作品である。

『All We Know is Failing』は中心人物であるJay(Poom Euarchukiati)が自分の部屋で制作したものだったが、『Metamorphosis』の制作にあたっては、留学で色んな国々に散らばったメンバーたちがオンラインでやりとりをしながら曲作りを行い、プロデューサー(Matt Hyde)からも多くの助言をもらっている。さらに空いてしまったベース・ポジションにはセッションとしてRichard Boucher(FUNERAL FOR A FRIEND)を起用するなど多くの人々の手によって完成させられたアルバムとなった。

彼らはLINKIN PARK、BULLET FOR MY VALENTINE、DEFTONESなどのカヴァーを行いながら、LINKIN PARKやPRODIGYのようにエレクトロ要素を入れたスタイルを基本コンセプトにスタートしたバンドだ。

今回もその核となる部分に変わりはない。前作の流れを汲むようにヘヴィにうねりながら叩きつける「Judass Kiss」(MVあり)がわかりやすいかもしれない。しかし、導入部のストリングスパートから徐々にヘヴィになり、キャッチーなコーラスとアンビエントさも取り入れた「Let It Rain」、7分もあるのにヴァースのみでコーラス・パートが存在しないという実験的な「Dying Program」などに成長と挑戦的な姿勢が示されている。さらに注目すべきは「Ghost」。日本のアニメーション映画『君の名は。』に触発された歌詞で、壮大さを演出する大所帯のストリングス、ポップな歌メロを用いながらもヘヴィさを維持しつつコンパクトにまとめ上げた。

デビュー時よりもダークでどっしりとしたヘヴィさを増幅させて混沌とした闇を感じさせる反面、思い切ってポップでキャッチーな歌メロを洗練させた『Metamorphosis』。どっやら今までとは違う次元へと飛翔する足掛かりを掴んだようで、次作ではさらなる変化をみせてくれる気配を漂わせる。本作は、まさしく変容の最中にあるDEFYING DECAYの姿なのだろう。

なお、本作におけるベースはRichard Boucher(FUNERAL FOR A FRIEND)が弾き、「Existence of Extinction」ではJon Howard(THREAT SIGNAL)もゲスト参加している。

2ndアルバム
2019年発表

01.The Repentance 0:18  
02.Existence of Extinction 3:51    
03.Dominion 4:40  
04.Dying Program 7:09  
05.Judas Kiss 4:02   
06.Crimson Butterfly 3:53  
07.Ghost 3:56  
08.Yellow Fever 4:09  
09.Let It Rain 5:14  
10.Headrush 3:52  
11.Further… 5:00  
12.Swan Song 5:34  

参考動画は「Ghost」のMV。

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