EVOCATION(招魂)"奠 / Libation"

EVOCATION(招魂)"奠 / Libation"

販売価格: 2,800(税込)

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商品詳細

たちこめる黒い霧 張り詰める空気 圧迫される空間
耳を覆いたくなる不穏な金属音
共鳴する空は震え 歪み 裂けて
冥界への扉は今ここに開かれる
離散しつつある魂たちへ 今一度呼びかけよ
邪に塗れ もはやその声は届かなかったとしても

消滅してしまったartistryへの供養となる弔いの儀式から幕をあける香港の暗黒デスメタル招魂(EVOCATION)が放つ3rdアルバム『奠/Libation』。その行為、タイトルはまさに“招魂”とも繋がるもの。

死のオーラを醸し出す今作は人間界と地獄、そして政治的問題などをテーマとしている。彼らのスピリチュアル・ライフ、人生経験を踏まえて「世界のさまざまな不満、人生の不公平、殺人の暴力性、自然破壊に対する怒り、生滅の概念への執着などについて、それぞれ異なるメッセージを伝えている」とこのと。音楽性に関しては「強烈に東洋的で不吉(邪悪)な効果音を多用して仕上げた」とメンバーは語る。

彼らの言葉どおり、あまりにも良くない出来事を見つめてきたことで生まれた邪悪なエネルギーが注入されて怨念がこもった楽曲。そこに今回は古箏やスオナ(嗩吶)といった東アジア的な楽器を使用するみならず、MorfbeatsのMarvinなる金属楽器も使用することでホラー映画さながらの薄気味悪い効果音が大きな役割を果たす。

さらに、郷土に根付いた宗教儀礼と思想、そして自分たちの言語の響きと相まって香港ならではのアイデンティティを招魂(EVOCATION)は強烈に放つのだ。

そのサウンドに乗せて発せられる邪の憑依したメッセージは迫真のものとなり、聴き手は言い知れぬ恐怖を味わうはず。

事実、「『奠/Libation』は霊界と通じていて、怨念が渦巻いている」と言い、制作時にはメンバーすらも狂気に陥れたのだから。

アルバムの最後は、ミステリアスな雰囲気を湛えた女性ヴォーカリストCecilia Tsangが疲労した魂を浄土へと導く歌を口ずさみ、その肉体が死を迎えるたところで幕が降りる。

かくしてこの世での生活は終わりを告げる。さりとて来世では選択の余地はあるはずだ。

ゲスト
ヴォーカル(6、12):Cecilia Tsang(ANCIENT SPIRIT、MAENAD & THE RAVERS)
アコースティック・ギター(12):Byron Lai

2018年発表

収録曲
01.奠 / Libation 3:26
02.報應 / Karma 5:42  
03.天葬 / Sky Burial 5:43  
04.結界 / Enchant Boundary 5:04  
05.孤魂 / Lone Spirit 5:12
06.浮生 / Floating Entity 2:56  
07.邪拜 / Black Worship 5:24  
08.敕令 / Imperial Ordinance 4:03  
09.污業 / Rotten Cause 4:52  
10.死忌 / Anniversary of Death 6:09  
11.涅盤 / Nirvana 6:25 
12.無常 / Impermanence 3:49 

サンプルは「天葬 / Sky Burial」

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