EVOCATION(招魂)"劫數 / Kalpa" CD-R

EVOCATION(招魂)"劫數 / Kalpa" CD-R

販売価格: 3,700(税込)

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商品詳細

神も! 仏も! 鮮血の底に沈みゆくのか!
皮肉なる運命の巡りあわせ
見送るしかなかった 手放すしかなかった 
かけがえのないものたち
跋扈する長右と顒
がんじがらめの魂に残された道は 
黙してすがることだけなのか
ボナンザの光は刹那で遮られ
暗影差す劫の時が始まりを告げた

朱色の稲妻が光り、大地はひび割れ、血に染まった津波が襲いかかる。幾度となく濁流にまみれて足をすくわれてきた。それでもむざむざとまつらうことはなかった。

だが、それもここまでなのだろうか……

暗黒デスメタル招魂(EVOCATION)が放つ4thアルバム『Kalpa/劫數』。本作は2019年から2023年までに経験した出来事に基づいて流れている。その間、彼の地ではパンデミックはもとより、さまざまな出来事が起こっていたのは周知の事実。

よって歌詞の内容も「十四日後」はパンデミックの最中の終わりの見えない14日間の検疫を伝え、「劫數」「吞食天地」「還陽」は政治に対する怒りと無力感を表現。

さらにその言葉を乗せる音楽は……音楽は……ちがう!この張り詰めた音は……もはやこの音は、極限まで切迫した警報にほかならない!いたずらでも訓練でもない!繰り返す!これはいたずらでも訓練でもない!直ちに覚悟を決めよ。さもなくば……いや、すでに打つ手なしか。六日の菖蒲と十日の菊の花束は初めからそこに供えられていたのだろう。

これまで彼らはその楽曲の中にかつての安寧の日々と理想郷に想いを馳せて描いてきたが、それも憂き世にあらば、もはや常ならざるものと観念せざるを得ない状況に陥った。だからせめて往生できるようにと救いを願う。二胡や尺八の音は慰めだろうか。アルバムを締めくくるボーナス・トラック「往生」は、13分のほの暗い諦めのアンビエント空間で繰り返される「Rebirth Mantra(往生咒/往生呪)」の詠唱。そこにすべては託されている。諦めざるを得なかった者たちのやるせない最後の望み。

けれども、たとえそうだとしても!地になり、火になり、風になり、空になり、そして水になりながら彼らは彼らの魂のままであり続け、毅然とそこに立ち、音の波動を伝播させ、救済と解放の幇助を行うのである。光差すその時まで。

CD-R仕様
限定500枚
2023年末発表

収録曲
01.天機 3:03
02.劫數 4:45
03.吞食天地 5:38
04.還陽 4:54
05.十四日後 3:18
06.禁忌 1:28
07.往生(ボーナストラック) 13:16

サンプル動画はアルバム・リリース告知。使用されている曲は「禁忌」。

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