TENGGER CAVALRY "Blood Sacrifice Shaman"
TENGGER CAVALRY "Blood Sacrifice Shaman"
販売価格: 1,400円(税込)
商品詳細
オールド・スクールな図太いギターリフに、馬頭琴、ホーミーがねっとり絡みつく、モンゴルのシャーマニズムを取り入れたペイガン・フォーク・メタル。
2010年リリース。
ファースト・アルバム。
収録曲
01.戈壁路 / Desert Road 2:45
02.长生天铁骑 / Tengger Cavalry 4:04
03.蟒古斯 / Python 4:10
04.狼血 / Wolf Blood 5:33
05.血祭萨满 / Blood Sacrifice Shaman 4:38
06.狼图腾 / Wolf Totem 5:46
07.苏勒得 / Senki 1:29
08.英雄 / Hero 5:06
09.天葬及附赠曲目 / Celestial Burial (and hidden bonus track) 8:01
以下はFM yokohamaの番組『ROCK DRIVE』のブログ内コーナー「アジアン・ロック通信」用に書いた文章です。
===========================================================================
ここ数年のメタル界で熱い動きを見せ、注目を集めているもののひとつはフォーク、ヴァイキング、ペイガン・メタルのバンド達であり、 彼らの個性と信念に基づいて生み出される音楽は、一度ハマれば取り憑かれたようになってしまうような魅力がある。 今年もKORPIKLAANIやMOONSORROWが来日してマニアの心を高ぶらせてくれたが、やはりこのジャンルは欧州方面偏りがちになるのだろうか。いや、アジア圏にも独自の文化が根付いている。何かしら個性的なバンドが存在してもおかしくないだろう。
今回ご紹介するのは、中国のTENGGER CAVALRY。このバンドは、HELL SAVIORというオールド・スクールなメタル・バンドでもギター兼ヴォーカルとして活動を行なっているNatureなる人物のワンマン・バンドだ。Natureはペイガン・メタルやフォーク、そしてエスニックな文化を敬愛しているが、とりわけ遊牧民、そしてモンゴルの音楽に感銘を受け入れ込んでいる。そこで、彼はモンゴルのフォークとメタルを融合させたTENGGER CAVALRYを2009年に立ち上げた。そして、翌2010年にはデビュー・アルバムとなる『Blood Sacrifice Shaman』を発表。インディからのリリースでマイナーな存在ではあるが、感性の鋭いマニア達の目に留まり、アンダーグラウンドでその名はじわじわと広がってゆく。
その特異な音楽をNatureの言葉を借りてもう少し詳しく説明すると、彼は、通常の歌のみならずホーミーを操り、ギター、ベース、馬頭琴、 トプシュール(二弦の撥弦楽器)、口琴等の楽器を駆使しながら、シャーマンの音楽、仏教音楽、中国音楽、そしてブラック・メタルを使って新しいフォーク・メタルに挑戦しているという。基本は遊牧民の音楽あるようだが、彼の話では、他の文化も取り入れているということで、実は様々な要素がからみ合ってTENGGER CAVALRYの音楽は成り立っているようだ。
広大な大地を地響きを立てながら突き進む騎兵隊の如きリズム、草原を渡る風のような馬頭琴の物悲しい調べ、超自然的チャネリングで魂を鎮めるかのように響き渡るホーミー、ヘヴィに刻む勇ましきギター・リフと勝ち戦を確信させる勝利の旋律。我々は生きている限り、多くの失敗と挫折を繰り返すが、この音楽はその悲しみを拾い上げ、約束された勝利への一歩を踏み出す勇気を与えてくれる。ある意味バトル・メタルとも呼べるだろう。
Natureの話によれば、年内にTENGGER CAVALRYの新作が登場する予定があるようだ。欧州のバンドとはまた違ったアジアならではのテーマを掲げたペイガン・フォーク・メタル・バンドだけに、私は今後の展開を非常に楽しみにしているバンドのひとつだ。
===========================================================================
2010年リリース。
ファースト・アルバム。
収録曲
01.戈壁路 / Desert Road 2:45
02.长生天铁骑 / Tengger Cavalry 4:04
03.蟒古斯 / Python 4:10
04.狼血 / Wolf Blood 5:33
05.血祭萨满 / Blood Sacrifice Shaman 4:38
06.狼图腾 / Wolf Totem 5:46
07.苏勒得 / Senki 1:29
08.英雄 / Hero 5:06
09.天葬及附赠曲目 / Celestial Burial (and hidden bonus track) 8:01
以下はFM yokohamaの番組『ROCK DRIVE』のブログ内コーナー「アジアン・ロック通信」用に書いた文章です。
===========================================================================
ここ数年のメタル界で熱い動きを見せ、注目を集めているもののひとつはフォーク、ヴァイキング、ペイガン・メタルのバンド達であり、 彼らの個性と信念に基づいて生み出される音楽は、一度ハマれば取り憑かれたようになってしまうような魅力がある。 今年もKORPIKLAANIやMOONSORROWが来日してマニアの心を高ぶらせてくれたが、やはりこのジャンルは欧州方面偏りがちになるのだろうか。いや、アジア圏にも独自の文化が根付いている。何かしら個性的なバンドが存在してもおかしくないだろう。
今回ご紹介するのは、中国のTENGGER CAVALRY。このバンドは、HELL SAVIORというオールド・スクールなメタル・バンドでもギター兼ヴォーカルとして活動を行なっているNatureなる人物のワンマン・バンドだ。Natureはペイガン・メタルやフォーク、そしてエスニックな文化を敬愛しているが、とりわけ遊牧民、そしてモンゴルの音楽に感銘を受け入れ込んでいる。そこで、彼はモンゴルのフォークとメタルを融合させたTENGGER CAVALRYを2009年に立ち上げた。そして、翌2010年にはデビュー・アルバムとなる『Blood Sacrifice Shaman』を発表。インディからのリリースでマイナーな存在ではあるが、感性の鋭いマニア達の目に留まり、アンダーグラウンドでその名はじわじわと広がってゆく。
その特異な音楽をNatureの言葉を借りてもう少し詳しく説明すると、彼は、通常の歌のみならずホーミーを操り、ギター、ベース、馬頭琴、 トプシュール(二弦の撥弦楽器)、口琴等の楽器を駆使しながら、シャーマンの音楽、仏教音楽、中国音楽、そしてブラック・メタルを使って新しいフォーク・メタルに挑戦しているという。基本は遊牧民の音楽あるようだが、彼の話では、他の文化も取り入れているということで、実は様々な要素がからみ合ってTENGGER CAVALRYの音楽は成り立っているようだ。
広大な大地を地響きを立てながら突き進む騎兵隊の如きリズム、草原を渡る風のような馬頭琴の物悲しい調べ、超自然的チャネリングで魂を鎮めるかのように響き渡るホーミー、ヘヴィに刻む勇ましきギター・リフと勝ち戦を確信させる勝利の旋律。我々は生きている限り、多くの失敗と挫折を繰り返すが、この音楽はその悲しみを拾い上げ、約束された勝利への一歩を踏み出す勇気を与えてくれる。ある意味バトル・メタルとも呼べるだろう。
Natureの話によれば、年内にTENGGER CAVALRYの新作が登場する予定があるようだ。欧州のバンドとはまた違ったアジアならではのテーマを掲げたペイガン・フォーク・メタル・バンドだけに、私は今後の展開を非常に楽しみにしているバンドのひとつだ。
===========================================================================
Facebookコメント