ARRAYAN PATH "Ira Imperium"
ARRAYAN PATH "Ira Imperium"
販売価格: 1,500円(税込)
商品詳細
ギリシャ神話やエジプト神話がドラマティックに動き出す。キプロス屈指の鋼鉄歌手、Nicholas Leptosの声が冴え渡るエピック・パワー・メタル、ARRAYAN PATHの3枚目。メンバーも6人編成となり、楽曲の体幹も強化されて、これまで以上に壮大、パワフルかつ抜群の安定感。当然、中東的、神秘的なメロディをもって舞い上がるように駆け抜ける!
天晴れ!鋼鉄兄弟Leptos!
' Ira Imperium (The Damned)'ではTony Martin(BLACK SABBATH)、そして'Hollow Eyes of Nefertiti'ではVangelis Maranis(SANVOISEN)がゲストで歌っています。
プロデュースはVangelis Maranis
ARRYAN PATHからARRAYAN PATHに改名してます。
収録曲
01. Dies Irae
02. Gnosis of Prometheus
03. Ira Imperium (The Damned)
04. Kiss of Kali
05. Katherine of Aragon
06. 77 Days ’til Doomsday
07. Emir of the Faithful
08. Hollow Eyes of Nefertiti
09. Amenophis
10. Lost Ithaca
11. I Sail Across the Seven Seas
12. The Fall of Mardonius
13. The Poet Aftermath (BONUS)
以下はFM yokohamaの番組『ROCK DRIVE』のブログ内コーナー「アジアン・ロック通信」用に書いた文章です。
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前回のキプロス初となる本格的プログレッシヴ・バンド、QUADRAPHONICの紹介で少し触れたが、少しずつではあるけれどもキプロスに変化が生じてきているとお伝えした。若手の活躍はもちろんだが、それを牽引する中堅どころの頑張りが素晴らしい。特に注目すべきはキプロス屈指のメタル・ヴォーカリスト、Nicholas Leptosの精力的な活動には目を見張るものがる。
Nicholas Leptos。彼はこれまでGANGLAND、DIPHTHERIA、ARRAYAN PATH、PRODIGAL EARTH、ASTRONOMIKONと数々のピュア・メタル・バンドで高い作曲能力とその強靭な喉を披露しているが、今回は今、彼が一番力を入れて活動を行なっているエピック・パワーメタル・バンド、ARRAYAN PATHを紹介したい。
バンドの結成は1997年。 Nicholas Leptosがアメリカに留学していた時にギタリストClement Fungと共にARRYAN PATHという名前で開始する。しかし、学業終了と共にキプロスへ戻ってきてしまうため、メンバーを新たに集めなおしてバンド活動を継続し、2004年にアルバム『Road To Macedonia』を発表。その典型的なエピック・メタルは、ギリシャで高評価を得たと聞いている。しかしながら集まったメンバーは皆、他のバンドとの掛け持ちであり、 ARRYAN PATHは数年に渡って活動を休止せざるを得なくなるが、2010年に『Terra Incognia』でシーンに帰ってくる。デビュー・アルバムの頃のようなベタなエピック色は若干薄れたという意見があるものの、神話や歴史をメイン・テーマとして扱い、オリエンタルなメロディを絡ませてくる辺り、十分に独自のエピック・メタル路線を確立してきたと言って良い。実はBruce DickinsonがBBCで行なっていたFriday Rock showでは、このアルバムからOpen Seasonという曲が紹介され、好意的なコメントをよせていたようだが、Bruce DickinsonはNicholas Leptosが最も敬愛するシンガーということで、かなりの励みになったはずだ。
そして、2011年。波に乗ったバンドはARRAYAN PATHと若干名前を変更して3枚目のアルバム『Ira Imperium』を発表する。メロディアスなハイトーン・ヴォーカル、グロリアスなコーラス、押しと引き、穏急が生み出す劇的で勇壮な楽曲に磨きがかかり、間違いなくこれまでの最高傑作となっている。今回のアルバムから、それまでレコーディングのみ関わっていたAlexis Kleidaras(ギター)が正式にメンバーになっているのだが、音の厚みや楽曲の体幹、腰の強さが一気に増したのは彼の参加も関係あるのかもしれない。
ここで現在のメンバーを紹介しておこう。Nicholas Leptos(ヴォーカル)、 Nicholasの兄弟でGANGLAND、DIPHTHERIA、ASTRONOMIKONでも活動をしてきたSocrates Leptos(ギター)、ギリシャのDECEPTORのメンバーだったAlexis Kleidaras(ギター) 、Leptos兄弟と共にDIPHTHERIA、PRODIGAL EARTH、ASTRONOMIKONと10年以上活動をしているParis Lambrou(ベース)、現在はアメリカ在住で映画音楽を手掛けているGeorge Kalis(キーボード)、そして過去MYSTIC PROPHECY、SAIDIANといった日本でも知られたバンドに在籍し、現在はエレクトロ・バンドILLUMINATEでも活動を行なっているStefan Dittrich(ドラム)だ。さらにゲストとしてBLACK SABBATH等でその名を知られるTony Martinがタイトル・トラックでリード・ヴォーカルをとっている。
そして、プロデュースは前作に引き続き、90年代中頃にマニアックなメタル・ファンを泣かせたSANVOISENのヴォーカリスト、Vangelis Maranisが務めているが、彼はKatherine Of Aragonという曲で往年のハイトーンとあの独特のメロディを披露している。
Nicholas LeptosはIRON MAIDENからの影響を挙げているが、最近の楽曲をみると、 RHAPSODY OF FIRE、KAMELOT辺りから影響されたメロディも感じられる。しかしながら、このバンドをオリジナルあるものへ持って行っている要因の一つにはVangelis Maranisの持っていた個性を上手く自分の一部にしてしまっているNicholas Leptosのセンスと能力にあるのではないかと思う。さらに、楽曲のレベルの高さ。これは私のような者や評論家がどうこう言わずとも、あのTony MartinとVangelis Maranisを納得させてARRAYAN PATHで歌わせていることがすべての証明だ。
ARRAYAN PATH。メロディアスなパワー・メタル、エピック・メタルが好きなファンは必ず触れておいて欲しい。間髪入れず、彼らは来年中頃には『Ira Imperium』に続く新作を発表するはずだ。今まさにキプロスのメタル・シーンに変化か訪れている。私は日本のメタル・ファンと共にその瞬間を目撃したい。
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天晴れ!鋼鉄兄弟Leptos!
' Ira Imperium (The Damned)'ではTony Martin(BLACK SABBATH)、そして'Hollow Eyes of Nefertiti'ではVangelis Maranis(SANVOISEN)がゲストで歌っています。
プロデュースはVangelis Maranis
ARRYAN PATHからARRAYAN PATHに改名してます。
収録曲
01. Dies Irae
02. Gnosis of Prometheus
03. Ira Imperium (The Damned)
04. Kiss of Kali
05. Katherine of Aragon
06. 77 Days ’til Doomsday
07. Emir of the Faithful
08. Hollow Eyes of Nefertiti
09. Amenophis
10. Lost Ithaca
11. I Sail Across the Seven Seas
12. The Fall of Mardonius
13. The Poet Aftermath (BONUS)
以下はFM yokohamaの番組『ROCK DRIVE』のブログ内コーナー「アジアン・ロック通信」用に書いた文章です。
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前回のキプロス初となる本格的プログレッシヴ・バンド、QUADRAPHONICの紹介で少し触れたが、少しずつではあるけれどもキプロスに変化が生じてきているとお伝えした。若手の活躍はもちろんだが、それを牽引する中堅どころの頑張りが素晴らしい。特に注目すべきはキプロス屈指のメタル・ヴォーカリスト、Nicholas Leptosの精力的な活動には目を見張るものがる。
Nicholas Leptos。彼はこれまでGANGLAND、DIPHTHERIA、ARRAYAN PATH、PRODIGAL EARTH、ASTRONOMIKONと数々のピュア・メタル・バンドで高い作曲能力とその強靭な喉を披露しているが、今回は今、彼が一番力を入れて活動を行なっているエピック・パワーメタル・バンド、ARRAYAN PATHを紹介したい。
バンドの結成は1997年。 Nicholas Leptosがアメリカに留学していた時にギタリストClement Fungと共にARRYAN PATHという名前で開始する。しかし、学業終了と共にキプロスへ戻ってきてしまうため、メンバーを新たに集めなおしてバンド活動を継続し、2004年にアルバム『Road To Macedonia』を発表。その典型的なエピック・メタルは、ギリシャで高評価を得たと聞いている。しかしながら集まったメンバーは皆、他のバンドとの掛け持ちであり、 ARRYAN PATHは数年に渡って活動を休止せざるを得なくなるが、2010年に『Terra Incognia』でシーンに帰ってくる。デビュー・アルバムの頃のようなベタなエピック色は若干薄れたという意見があるものの、神話や歴史をメイン・テーマとして扱い、オリエンタルなメロディを絡ませてくる辺り、十分に独自のエピック・メタル路線を確立してきたと言って良い。実はBruce DickinsonがBBCで行なっていたFriday Rock showでは、このアルバムからOpen Seasonという曲が紹介され、好意的なコメントをよせていたようだが、Bruce DickinsonはNicholas Leptosが最も敬愛するシンガーということで、かなりの励みになったはずだ。
そして、2011年。波に乗ったバンドはARRAYAN PATHと若干名前を変更して3枚目のアルバム『Ira Imperium』を発表する。メロディアスなハイトーン・ヴォーカル、グロリアスなコーラス、押しと引き、穏急が生み出す劇的で勇壮な楽曲に磨きがかかり、間違いなくこれまでの最高傑作となっている。今回のアルバムから、それまでレコーディングのみ関わっていたAlexis Kleidaras(ギター)が正式にメンバーになっているのだが、音の厚みや楽曲の体幹、腰の強さが一気に増したのは彼の参加も関係あるのかもしれない。
ここで現在のメンバーを紹介しておこう。Nicholas Leptos(ヴォーカル)、 Nicholasの兄弟でGANGLAND、DIPHTHERIA、ASTRONOMIKONでも活動をしてきたSocrates Leptos(ギター)、ギリシャのDECEPTORのメンバーだったAlexis Kleidaras(ギター) 、Leptos兄弟と共にDIPHTHERIA、PRODIGAL EARTH、ASTRONOMIKONと10年以上活動をしているParis Lambrou(ベース)、現在はアメリカ在住で映画音楽を手掛けているGeorge Kalis(キーボード)、そして過去MYSTIC PROPHECY、SAIDIANといった日本でも知られたバンドに在籍し、現在はエレクトロ・バンドILLUMINATEでも活動を行なっているStefan Dittrich(ドラム)だ。さらにゲストとしてBLACK SABBATH等でその名を知られるTony Martinがタイトル・トラックでリード・ヴォーカルをとっている。
そして、プロデュースは前作に引き続き、90年代中頃にマニアックなメタル・ファンを泣かせたSANVOISENのヴォーカリスト、Vangelis Maranisが務めているが、彼はKatherine Of Aragonという曲で往年のハイトーンとあの独特のメロディを披露している。
Nicholas LeptosはIRON MAIDENからの影響を挙げているが、最近の楽曲をみると、 RHAPSODY OF FIRE、KAMELOT辺りから影響されたメロディも感じられる。しかしながら、このバンドをオリジナルあるものへ持って行っている要因の一つにはVangelis Maranisの持っていた個性を上手く自分の一部にしてしまっているNicholas Leptosのセンスと能力にあるのではないかと思う。さらに、楽曲のレベルの高さ。これは私のような者や評論家がどうこう言わずとも、あのTony MartinとVangelis Maranisを納得させてARRAYAN PATHで歌わせていることがすべての証明だ。
ARRAYAN PATH。メロディアスなパワー・メタル、エピック・メタルが好きなファンは必ず触れておいて欲しい。間髪入れず、彼らは来年中頃には『Ira Imperium』に続く新作を発表するはずだ。今まさにキプロスのメタル・シーンに変化か訪れている。私は日本のメタル・ファンと共にその瞬間を目撃したい。
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