NOCTURNE MOONRISE "Into The Romaunt"
NOCTURNE MOONRISE "Into The Romaunt"
販売価格: 1,900円(税込)
商品詳細
これまでGAMMA RAY、SONATA ARCTICA、RHAPSODY OF FIREの台湾公演のサポートをつとめて話題を呼んだ浪漫的大叙事詩交響金属楽団、NOCTURNE MOONRISEがついにフル・アルバムを完成!
台湾屈指のハイトーン・ヴォーカル、乱舞するキーボード、弾きたおすギター、押し寄せるロマンと吹き荒れるドラマの嵐。息もつまるほどの……!!
2012年リリース。
収録曲
01.Into the Romaunt 2:16
02.Alchemy 7:08
03.Heroic 7:53
04.Liberty 9:08
05.Gate Of Expectancy 9:18
06.Tears from... 7:35
07.Faded Memory 6:54
08.Gardian Of The Fate 9:24
以下はFM yokohamaの番組『ROCK DRIVE』のブログ内コーナー「アジアン・ロック通信」用に書いた文章です。
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なんでも2012年は、天体ショーの当たり年とか言われており、日本中が沸いた金環日食を始め、 部分月食、金星の太陽面通過、そして今月14日には金星の前を月が横切る金星食があるということで、 マニアックな物を含めれば毎月いくつもの天文現象が起こっているようだ。そんなわけで、今年はこれまで以上に何気なく夜空を見上げてしまうことが多くなった。蠍座、射手座、そして夏の大三角形を形作る星座もたしかに美しいけれども、一番に目を奪われるのはどうしたって、月である。夜空に浮かぶ月はイメージだけで言うとロマンチックで女性的かつ、おしとやかに感じるが、よくよく観察してみればゾクゾクするような不思議な秘めた力、そして怖い程の神秘性を持っている気がしてくる。巷でよく、月の光にアクセサリー類を当てるという話を聞くけれども、そんな行為もなんとなく理解できる気がするそんな今日この頃、こんな言葉を思い出した。
「優美な感じだけではなくて、凄いエネルギーを内包しているような言葉をバンド名にしたかったのです。NOCTURNE MOONRISEという言葉は、まさにそういった私たちの望んだものを含んでいる完璧な言葉だと思います。優雅や情熱といった言葉は共に夜がたたえる美しさを表しているのです」 ーー Mei-Ying
そう、今回ご紹介するのは台湾のシンフォニック・パワー・メタル、NOCTURNE MOONRISE。今年発表されたアルバム『Into The Romaunt』がマニアの間で話題になっているバンドで、ここ日本でもすでに多くの人たちがお聴きになっているはずだ。
バンドは、キーボーディストであり、時折歌も務める女性のMei-Yingを中心として結成されている。彼女はメインで作詞作曲を行う才女だが、幼少の頃からピアノに触れており、学生の時には本格的にレッスンに取り組む一方、さらにコーラス隊にも所属。クラシック音楽を大学で学び、作曲科を専攻していたこともあるということで素養も十分だ。そんな彼女がロックやメタルにハマったのは高校生の頃だというのだが、METALLICA、MEGADETH、X JAPANといったバンドが好きで、一時はLars Ulrich(METALLICA)のようなドラマーになりたいと思っていたというのが面白い。しかし、その後、YNGWIE J MALMSTEEN、HELLOWEEN、STRATOVARIUS、RHAPSODY、SKYLARK、ANGRAといったバンドに出会い、メロディアスでクラシカルなパワー・メタルに夢中になった。特にRHAPSODYとSTRATOVARIUSは彼女にとって重要なバンドで、それぞれのバンドのキーボーディストであるAlex StaropoliとJens Johanssonは、まさにアイドルだと言い切る。そしてこの出会いが、Mei-Yingをキーボーディストとしての道を歩ませるきっかけとなるのだ。
その後、SNOW DANCEというバンドに加入し、キーボーディストとしてだけではなく、作曲面でも貢献したが、バンドはアルバムを残すことなく解散。しかし、彼女はもっとメロディックでシンフォニックなメタルを追求する為に新たなバンドを立ち上げようと奔走する。そのバンドこそが、NOCTURNE MOONRISEなのだが、理想とする音楽を共に創っていける仲間を見つけるのにはかなり骨をおったようで、各ポジション2〜3回の交替を繰り返し、約3年の歳月をかけて以下のメンバーに落ち着いた。
Alexx:ヴォーカル
Ouranus:ベース
Deathsoul:ドラム
Mei-Ying:キーボード、ヴォーカル
Hiro:ギター
大学時代に学んだ建築学の考えを取り入れたプレイを行うベースのOuranus。さまざまな音楽ジャンルを学び、ギターの講師も務める Hiro。 Flo Mounier(CRYPTOPCY)からのレッスン経験やニューヨークの音楽専門学校Drummers Collectiveで学ぶドラムのDeathsoul。そのDeathsoulの元バンド仲間であるハイトーンを操るシンガーAlexxといった顔ぶれが、Mei-Yingの元へ集まってきた。
ようやく固まったこのメンバーでNOCTURNE MOONRISEとは何なのかを提示した2曲入りの『Gate Of Expectancy』を2008年に発表。2010年には、SONATA ARCTICA、GAMMA RAYそしてRHAPSODY OF FIREが行った台湾公演の前座を務めることにより、海外のメタルをメインに聴いているメタル・ファン達にも、“台湾にNOCTURNE MOONRISEあり”ということを印象づけた。
そして、2012年。積年の想いが詰まったファースト・フル・アルバム『Into The Romaunt』を発表。メロディアスに歌い上げるハイトーン・シンガー、そしてクラシカルでファンタジックなフレーズを詰め込み、情熱ほとばしる演奏で劇的に展開するヨーロピアンでロマンティックなシンフォニック・パワー・メタル。 この手のバンドが少ない台湾において、世界的に見て引けを取らないどころか高水準なこの作品が与えた衝撃は相当なものだ。間違いなく今年のベスト・アルバム候補と言える。
バンドの音は壮麗で優雅さを追求する。しかし、表現する世界はこの世の神秘、残酷さを幻想物語に仕立てあげている。その絶望的な状況の中からわずかな希望を探し、信念を持って邪悪なものを排除して、より良い世界を勝ち取る事を主なテーマにしている。メンバーもその物語をさらに盛り上げるため、ブックレットの中では物語に登場するエルフ等、さまざまな種族に扮してそれぞれが闇、邪悪、勇敢、親愛という部分を表現するという徹底ぶり。長い時間をかけてバンドの持つイメージを固めてきただけのことはある。
「今後はメタルとしてのヘヴィさは失わないまま、さらにシンフォニックでエピックな作風になっていく」と語るMei-Ying。NOCTURNE MOONRISEは台湾のメタル・シーンの核の一つとして、この先さらなる飛躍を遂げるだろう。私は彼らの将来を信じる。そうさせるだけのエネルギーを内包したバンドだ。
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台湾屈指のハイトーン・ヴォーカル、乱舞するキーボード、弾きたおすギター、押し寄せるロマンと吹き荒れるドラマの嵐。息もつまるほどの……!!
2012年リリース。
収録曲
01.Into the Romaunt 2:16
02.Alchemy 7:08
03.Heroic 7:53
04.Liberty 9:08
05.Gate Of Expectancy 9:18
06.Tears from... 7:35
07.Faded Memory 6:54
08.Gardian Of The Fate 9:24
以下はFM yokohamaの番組『ROCK DRIVE』のブログ内コーナー「アジアン・ロック通信」用に書いた文章です。
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なんでも2012年は、天体ショーの当たり年とか言われており、日本中が沸いた金環日食を始め、 部分月食、金星の太陽面通過、そして今月14日には金星の前を月が横切る金星食があるということで、 マニアックな物を含めれば毎月いくつもの天文現象が起こっているようだ。そんなわけで、今年はこれまで以上に何気なく夜空を見上げてしまうことが多くなった。蠍座、射手座、そして夏の大三角形を形作る星座もたしかに美しいけれども、一番に目を奪われるのはどうしたって、月である。夜空に浮かぶ月はイメージだけで言うとロマンチックで女性的かつ、おしとやかに感じるが、よくよく観察してみればゾクゾクするような不思議な秘めた力、そして怖い程の神秘性を持っている気がしてくる。巷でよく、月の光にアクセサリー類を当てるという話を聞くけれども、そんな行為もなんとなく理解できる気がするそんな今日この頃、こんな言葉を思い出した。
「優美な感じだけではなくて、凄いエネルギーを内包しているような言葉をバンド名にしたかったのです。NOCTURNE MOONRISEという言葉は、まさにそういった私たちの望んだものを含んでいる完璧な言葉だと思います。優雅や情熱といった言葉は共に夜がたたえる美しさを表しているのです」 ーー Mei-Ying
そう、今回ご紹介するのは台湾のシンフォニック・パワー・メタル、NOCTURNE MOONRISE。今年発表されたアルバム『Into The Romaunt』がマニアの間で話題になっているバンドで、ここ日本でもすでに多くの人たちがお聴きになっているはずだ。
バンドは、キーボーディストであり、時折歌も務める女性のMei-Yingを中心として結成されている。彼女はメインで作詞作曲を行う才女だが、幼少の頃からピアノに触れており、学生の時には本格的にレッスンに取り組む一方、さらにコーラス隊にも所属。クラシック音楽を大学で学び、作曲科を専攻していたこともあるということで素養も十分だ。そんな彼女がロックやメタルにハマったのは高校生の頃だというのだが、METALLICA、MEGADETH、X JAPANといったバンドが好きで、一時はLars Ulrich(METALLICA)のようなドラマーになりたいと思っていたというのが面白い。しかし、その後、YNGWIE J MALMSTEEN、HELLOWEEN、STRATOVARIUS、RHAPSODY、SKYLARK、ANGRAといったバンドに出会い、メロディアスでクラシカルなパワー・メタルに夢中になった。特にRHAPSODYとSTRATOVARIUSは彼女にとって重要なバンドで、それぞれのバンドのキーボーディストであるAlex StaropoliとJens Johanssonは、まさにアイドルだと言い切る。そしてこの出会いが、Mei-Yingをキーボーディストとしての道を歩ませるきっかけとなるのだ。
その後、SNOW DANCEというバンドに加入し、キーボーディストとしてだけではなく、作曲面でも貢献したが、バンドはアルバムを残すことなく解散。しかし、彼女はもっとメロディックでシンフォニックなメタルを追求する為に新たなバンドを立ち上げようと奔走する。そのバンドこそが、NOCTURNE MOONRISEなのだが、理想とする音楽を共に創っていける仲間を見つけるのにはかなり骨をおったようで、各ポジション2〜3回の交替を繰り返し、約3年の歳月をかけて以下のメンバーに落ち着いた。
Alexx:ヴォーカル
Ouranus:ベース
Deathsoul:ドラム
Mei-Ying:キーボード、ヴォーカル
Hiro:ギター
大学時代に学んだ建築学の考えを取り入れたプレイを行うベースのOuranus。さまざまな音楽ジャンルを学び、ギターの講師も務める Hiro。 Flo Mounier(CRYPTOPCY)からのレッスン経験やニューヨークの音楽専門学校Drummers Collectiveで学ぶドラムのDeathsoul。そのDeathsoulの元バンド仲間であるハイトーンを操るシンガーAlexxといった顔ぶれが、Mei-Yingの元へ集まってきた。
ようやく固まったこのメンバーでNOCTURNE MOONRISEとは何なのかを提示した2曲入りの『Gate Of Expectancy』を2008年に発表。2010年には、SONATA ARCTICA、GAMMA RAYそしてRHAPSODY OF FIREが行った台湾公演の前座を務めることにより、海外のメタルをメインに聴いているメタル・ファン達にも、“台湾にNOCTURNE MOONRISEあり”ということを印象づけた。
そして、2012年。積年の想いが詰まったファースト・フル・アルバム『Into The Romaunt』を発表。メロディアスに歌い上げるハイトーン・シンガー、そしてクラシカルでファンタジックなフレーズを詰め込み、情熱ほとばしる演奏で劇的に展開するヨーロピアンでロマンティックなシンフォニック・パワー・メタル。 この手のバンドが少ない台湾において、世界的に見て引けを取らないどころか高水準なこの作品が与えた衝撃は相当なものだ。間違いなく今年のベスト・アルバム候補と言える。
バンドの音は壮麗で優雅さを追求する。しかし、表現する世界はこの世の神秘、残酷さを幻想物語に仕立てあげている。その絶望的な状況の中からわずかな希望を探し、信念を持って邪悪なものを排除して、より良い世界を勝ち取る事を主なテーマにしている。メンバーもその物語をさらに盛り上げるため、ブックレットの中では物語に登場するエルフ等、さまざまな種族に扮してそれぞれが闇、邪悪、勇敢、親愛という部分を表現するという徹底ぶり。長い時間をかけてバンドの持つイメージを固めてきただけのことはある。
「今後はメタルとしてのヘヴィさは失わないまま、さらにシンフォニックでエピックな作風になっていく」と語るMei-Ying。NOCTURNE MOONRISEは台湾のメタル・シーンの核の一つとして、この先さらなる飛躍を遂げるだろう。私は彼らの将来を信じる。そうさせるだけのエネルギーを内包したバンドだ。
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