RAVEN "ANUGRA Pentas Lakonan"
RAVEN "ANUGRA Pentas Lakonan"
販売価格: 1,800円(税込)
商品詳細
シンガポールにおいて、マレー・メタルの純血を死守する希少なバンドRAVEN。今作はストラトの音を高らかに響かせて弾きたおす様式美要素を強化。
サイン入りポストカードもしくはストラップをプレゼント(在庫がなくなり次第終了)
Fm yokohama ROCK DRIVEのブログ内のコーナー、アジアン・ロック通信62にて紹介してます。
2012年リリース。
収録曲
01.Anugra 1:35
02.Epic Sang Putra 5:30
03.Pentas Lakonan 5:20
04.Tirai Sutra(instrumental) 4:16
05.Sentuhan(instrumental) 5:47
06.Nadi Simfonie 5:06
07.Kesuma Jiwa 2012 5:41
08.Jangan Macam Paham 5:25
以下はFM yokohamaの番組『ROCK DRIVE』のブログ内コーナー「アジアン・ロック通信」用に書いた文章です。
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RAVEN!と言えば、精力的に活動を続けるアスレチック・ロックのRAVEN。もしくはドゥーム
・メタルのCOUNT RAVENあたりがすぐに思い浮かぶと思うが、もう一バンド、皆さんの辞書に付け加えておいて欲しい。
そのバンド名はズバリ、RAVEN。シンガポールのネオクラシカル・メタルである。まだ2枚しかアルバムを発表していないが、バンド創設者であるBoy Ravenは90年代初頭からシンガポールやマレーシアのバンド/ギター・コンテストで名を知らしめてきており、マレーシアでバンド活動を行ってもいる。もう少しわかりやすい例を出すと、LEFTHANDED(マレーシア)やXPDC(マレーシア)、RUSTY BLADE(シンガポール)といった大御所バンド達のセッショニストとしての経歴もある。すでに実力も経歴も申し分ないわけなのだ。
そんな彼が2006年末にシンガポールで自己のバンドであるRAVENをスタートさせ、2008年にファースト・アルバム『Semboyan』を発表。この作品からは数曲、ラジオ・ヒットを飛ばしているが、なるほど、独自の哀愁と様式美でマレー・メタルの純血を守った良作だった。私何ぞは今のシンガポールでこのサウンドを死守するその姿に感動して、彼らに会いに行ってきた程だ。
そして4年の歳月を経て2012年に発表されたのが2作目『ANUGRA Pentas Lakonan』というアルバム。今回はよりパワーとスピードを強化したということだったが、私はよりネオクラシカル・メタルの要素を、Boy Ravenの持ち味を前面に押し出してきていると感じる。「彼はYngwie Malmsteenに取り憑かれている!」なんて言っていたミュージシャンもいたが、まさしく彼が好きなのはYngwie Malmsteenであり、CACOPHONYやVinnie Mooreなのだから、推して知るべし。前作以上にストラトキャスターならではの音を高らかに響かせながら弾きたおしている。そこにはモダンなヘヴィ・リフなどあるわけもなく、雅やかな伝統の様式美がマレー・メタルのスタイルと渾然一体となって繰り広げられているのだ。
実は、Boy Ravenは特に音楽の教育を受けた事はないという。それにも関わらずギターを自由に弾きこなし、楽曲を創作できる。その天から与えられた才能に対する感謝、そして音楽活動を支えてくれている家族に対する愛をこのアルバムに込めている。そんなところに、愛すべき彼の人間性も見て取れる。ただ、彼のステージに立つ姿も間近に観ている私からすれば、かなり熱い魂の持ち主だとも付け加えておく。
今のシンガポールでマレー・ロック/メタルの純血を守っているバンドは希少である。この血は決して絶やしてはいけない血だ。是非とも応援して欲しい。
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サイン入りポストカードもしくはストラップをプレゼント(在庫がなくなり次第終了)
Fm yokohama ROCK DRIVEのブログ内のコーナー、アジアン・ロック通信62にて紹介してます。
2012年リリース。
収録曲
01.Anugra 1:35
02.Epic Sang Putra 5:30
03.Pentas Lakonan 5:20
04.Tirai Sutra(instrumental) 4:16
05.Sentuhan(instrumental) 5:47
06.Nadi Simfonie 5:06
07.Kesuma Jiwa 2012 5:41
08.Jangan Macam Paham 5:25
以下はFM yokohamaの番組『ROCK DRIVE』のブログ内コーナー「アジアン・ロック通信」用に書いた文章です。
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RAVEN!と言えば、精力的に活動を続けるアスレチック・ロックのRAVEN。もしくはドゥーム
・メタルのCOUNT RAVENあたりがすぐに思い浮かぶと思うが、もう一バンド、皆さんの辞書に付け加えておいて欲しい。
そのバンド名はズバリ、RAVEN。シンガポールのネオクラシカル・メタルである。まだ2枚しかアルバムを発表していないが、バンド創設者であるBoy Ravenは90年代初頭からシンガポールやマレーシアのバンド/ギター・コンテストで名を知らしめてきており、マレーシアでバンド活動を行ってもいる。もう少しわかりやすい例を出すと、LEFTHANDED(マレーシア)やXPDC(マレーシア)、RUSTY BLADE(シンガポール)といった大御所バンド達のセッショニストとしての経歴もある。すでに実力も経歴も申し分ないわけなのだ。
そんな彼が2006年末にシンガポールで自己のバンドであるRAVENをスタートさせ、2008年にファースト・アルバム『Semboyan』を発表。この作品からは数曲、ラジオ・ヒットを飛ばしているが、なるほど、独自の哀愁と様式美でマレー・メタルの純血を守った良作だった。私何ぞは今のシンガポールでこのサウンドを死守するその姿に感動して、彼らに会いに行ってきた程だ。
そして4年の歳月を経て2012年に発表されたのが2作目『ANUGRA Pentas Lakonan』というアルバム。今回はよりパワーとスピードを強化したということだったが、私はよりネオクラシカル・メタルの要素を、Boy Ravenの持ち味を前面に押し出してきていると感じる。「彼はYngwie Malmsteenに取り憑かれている!」なんて言っていたミュージシャンもいたが、まさしく彼が好きなのはYngwie Malmsteenであり、CACOPHONYやVinnie Mooreなのだから、推して知るべし。前作以上にストラトキャスターならではの音を高らかに響かせながら弾きたおしている。そこにはモダンなヘヴィ・リフなどあるわけもなく、雅やかな伝統の様式美がマレー・メタルのスタイルと渾然一体となって繰り広げられているのだ。
実は、Boy Ravenは特に音楽の教育を受けた事はないという。それにも関わらずギターを自由に弾きこなし、楽曲を創作できる。その天から与えられた才能に対する感謝、そして音楽活動を支えてくれている家族に対する愛をこのアルバムに込めている。そんなところに、愛すべき彼の人間性も見て取れる。ただ、彼のステージに立つ姿も間近に観ている私からすれば、かなり熱い魂の持ち主だとも付け加えておく。
今のシンガポールでマレー・ロック/メタルの純血を守っているバンドは希少である。この血は決して絶やしてはいけない血だ。是非とも応援して欲しい。
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